2018年11月6日火曜日

認知症の入院患者に身体拘束「やむを得ず」…絶えないトラブル、少ない人員、病院の苦悩

今日のヤフーニュースに、こんな記事がありました。
本当に難しい問題です。転倒させられないから拘束もやむを得ず・・・そんな中で、拘束しない日を実現させた病院があるということでした。その記事はこちら↓

今年4月に始まった美原記念病院の改革では、病院全体の研修会や日々の事例検討会を重ね、拘束を減らした成功事例を集め、共有した。暴れることが多い患者でも、眠っている時間、点滴をしていない時間など、少しずつ拘束を減らすうち、全ての拘束を外したケースもあった。
 現場は、専門研修を受けた院内の認知症ケアチームと緊密に連携した。一人でトイレに行く際の転倒などトラブルや拘束の原因になりやすい排せつのケアも徹底させた。拘束をしている患者については、その必要性を日々評価した。
 15.6%だった患者の拘束率は、9月には1.6%に。事故はほとんど起きず、事故には至らないトラブルも月300件前後で一定している。拘束を減らしても、事故は増えないことが裏づけられた。8月には、3日間、病院全体で全く身体拘束をしない日が実現した。
 当初は不安を抱えていた看護師たちも、仕事に誇りを持つようになった。
 退院を目前に、女性の夫がしみじみと話した。「身体拘束を解かれた妻は、ずっと朗らかだった。体の自由を得ることがこんなに人を変えるなんて」と。
  
ここまで引用です。

うまくいった例ですね。拘束は良くないけど、スタッフが少ない。どこの施設、病院でも抱えている問題です。私もデイに居たときは、目がいくつあっても足りない程でした。ちょっとでも気を抜くと誰かが転倒しそうで、そして誰かが出て行きそうで、いつも気持ちが張り詰めていました。どの利用者さんが昔どんなことに興味があったかを共有して、例えば自転車屋さんだった利用者さんには、自転車のカタログとかお渡しするなどしていました。金銭的に余裕がない施設だったので、先輩スタッフは自腹で利用者さんの興味が湧きそうなものを買ってきてたりしていました。認知症の利用者さん、ご家族、スタッフ、皆が満足する方法。 私はパズルを作りながら、今でも模索しています。

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